パターのホーゼル径は Scotty Cameron や PING、BETTINARDI などは 9.0mm、ODYSSEY や TaylorMade は 9.4mm の物が多いです。
先日持ち込まれたパターは TaylorMade の TRUSS シリーズのパター。クランクネックがついたモデルだったので、ホーゼルがあります。
ホーゼルの内径は 9.4mm だったのですが、Fujikura の MC Putter が入っていてそのチップ径は 9.0mm です。
普通はこの 0.4mm の隙間を埋めるスペーサーなどを入れて対応するのですが、今回のパターはそのまま接着してしまっていたためシャフトが右から入った状態で接着されてしまっていました。
ですのでお持ちになったお客さんはどうもフェースが開いてしまって気持ちが悪いとおっしゃっていました。ロフトを計測したら通常より少なくなっているのは明らかでした。
とりあえずシャフトを抜いてホーゼルの内側を念入りに掃除すると、固まった接着剤がたんまりあって、それを除去しなければまた同じ方向に入ってしまうほどでした。
一度固まった接着剤はなかなか掃除が大変でここに時間がかかってしまいましたが、掃除が終わると結構ながたつきがあり、このままつけたらどっち方向から入ってしまうかわからない状態。
ということでスペーサーを入れて接着。無事ホーゼルが向いている方向にシャフトが真っ直ぐ入るようになりました。
可能であればホーゼル径とシャフトチップ径が合うものを使いしっかり真っ直ぐに入れることが大事ですが、そうでない場合はしっかり隙間を埋められるスペーサーを使用して組み立てることが大事です。
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