前回の ODYSSEY の持ち主と同じ方が持ってこられたパターの調整です。
こちらは Scotty Cameron の限定パターで、クランクネックがついた角型のヘッド。ヘッド全体がブラックでカッコイイパターです。
このパターも同様に3度くらいの調整を希望されていました。計測してみると元々70.5度くらいになっていました。
シャフトが LA GOLF のパター用シャフトに交換されていたのですが、調整してみると何だか変な感じ。
よく接着部分を観察してみると接着剤のはみ出し方が変な感じだったんです。わかったのはシャフトが真っすぐに入っていないという事。そこでシャフトの入れ直しを提案し了承をいただきました。
早速その場で抜いてみるとなんと先端部に段差が…。これは多分チップ径の太い 9.4mm のシャフトを無理やり 9mm 径の Cameron のパターに入れたという事ですね。
先端部だけ削って上の方は削らない状態だったので、シャフトがホーゼルの奥まで入っていない状態で、元々の長さになったところはホーゼルに入っていない状況になっていました。
削られたシャフトは真円で削られていないのでロフトがおかしなことになってしまっていました。
なので調整をしようとしたらシャフトが動くような気がしたのはそのせいだったという事です。
まずは径の合った仮のシャフトを入れてライ角の調整をして(70度→73度)、その後シャフトを真っ直ぐに入れて固定できるようにしました。
高いパターなのにこういうことをされてしまうのは不幸ですね。でもこれで真っ直ぐ挿せましたので安心して使っていただけます。
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