先日こんな相談がありました。「今まで使っていたこのパターと同じ感じで構えられるパターにしたい」という内容です。
パターの構えた感じを同じにしたいというのはサラッと言える内容ですが、構えた感じというのはとても難しい部分があります。
構えた感じに大きく影響するのは、ライ角、ロフト角、フェースアングル、フェースプログレッション、重心角、グリップの入り方、ベンドシャフトであればシャフトの入り方(接着の仕方)等々挙げたらきりがないほどです。
最低限ロフト角とライ角が合っていればそれだけで満足できる方もいればそこだけにとどまらない方も多くいらっしゃいます。
今回は同じヘッド形状で、見た目同じベンドシャフトだったのですが、フェースバランスになっているのと少しだけトウバランスになっている違いがありました。
フェースプログレッションも異なっていて比較するとシャフトのベンドの度合いやベンド方向なども違っていました。
ストレートのシャフトだったら挿し方で変わると判断できたらシャフトを入れ直すことで改善できますが、ベンドシャフトの場合ほんの少しの回転で重心角は変わってしまうので難しいところです。
目視でわかったのはオフセットの度合いが違うということでしたので、これは挿しなおしでなんとかなりそうでした。
ただシャフトを回せばライ角もロフトも変わりますので、その後の調整が必要になります。シャフトを回すのでグリップの入れ直しも必要になりますね。
ということでベンドシャフトの入ったパターの調整は様々な要素が絡み合っていてなかなか難しいという話でした。
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