先日お預かりしたのは Scotty Cameron の Circle-T のパター。
形状は NEWPORT 2 です。トップブレードの角に何かが当たってくぼんでしまった痕が構えるたびに気になるとのこと。
確かに見てみると「これは目に入るな…」という場所にあります。
最初はメールでのやり取りをさせていただいたのですが、最終的にはお送りいただくことにしました。
へこんだ部分を盛り上げることはできないのでへこんだ高さに周りを合わせるしかありません。それをすることによって NEWPORT 2 のエッジがシャープなのが損なわれるのは避けたいところです。
写真だけで判断した時は結構削らなければならないと思ったので、最後にサンドブラストも全体にかけて均一な表面状態にしたいと思っていました。
それによってソール面はマスキングして、フェース面はあまりブラストが当たらないようにしたいと思っていました。
ですが届いてみるとそれほど深くない感じ。やはり拡大した画像で見るとかなりへこんでいるように見えます。
ということで細かい番手でゆっくりなスピードで研磨。傷の入った角度を見ながら徐々に削っていきました。
幸いこの NEWPORT 2 のトップブレードはバックフェース側の面取りが、今回傷が入った角の面取りよりも多かったので、それにバランスを合わせる程度でなんとかなりました。
最後の少し荒い番手で表面を光らないようにしたら、ブラストをかける必要が無いような感じにできました。
持ち主の方と話して、ブラストして変にオリジナル感が無くなるリスクを考えると、ここままお送りして見ていただくことにしました。
自分でつけた傷は思い出になりますが、いつの間にかついていたとか誰かにつけられた傷ってすごく後まで気になりますよね。
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