昨日紹介したパターを使えるようにすべくレストアしましたので、その時の様子と方法についてレポートします。
まず汚れが一番気になったのはクラウン部分です。元々このクラウン部分はクリアがかかっているので新品状態では艶があったパターです。
ただ汚れを落とす際にそのクリアを落とさずにはできないので、少しマットな感じの仕上がりになります。
それは汚れを落とす方法のいくつかはすべてそのクリアを落としてしまうからです。逆にクリアを落とさなければ汚れも落ちないという感じです。
最初はグリップ交換液程度の軽い有機溶剤でやってみましたが、軽い汚れは落ちますが、吸着した汚れは落とせませんでした。
次に使ったのはアセトン。これでほぼ落とすことはできました。ただこれでも落ちない汚れはまだありました。それをおとしたのは金属磨きのピカール。
ピカールは磨き材なのでしつこく同じ場所をこすっていると徐々に風合いが変わり光ってきてしまいます。
光らない程度にヘッド全体の風合いを合わせながら使いました。これがその作業をした状態のヘッドです。かなり綺麗にできました。
お客さんの指定の長さにシャフトカットしましたが、シャフトには若干錆が出ているところがありました。
錆はカッターの刃で綺麗にしてオイルを塗りました。たまにオイルを塗って手入れをすることで錆の進行はある程度遅らせられます。
そして新品の ODYSSEY のパターを入れて完成となりました。
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