先日発売になったばかりの Scotty Cameron Super Select が早くもライ角調整に持ち込まれました。
素材が変わったわけではないので調整は問題なくできると思っていました。
ただ気になるのはネックに入れられた溝です。この溝はネックの軽量化のために入れられているのか?調整しやすくするために入れられているのか?
一般的には容積が減っているので、普通なら調整はしやすくなっていると想像できます。
今回持ち込まれたのは Super Select NEWPORT 2.5 PLUS です。名称からわかる通り、形状は NEWPORT 2、これに.5 がつくのでショートネック、そして PLUS がつくのでワイドソールになります。
まずいつも通りの元のスペックを計測すると、ライ角は69.8度、ロフト角は3.5度でしたので、ほぼカタログ値でできあがっていました。
お客様の希望はライ角を67度に調整したいとのことでした。これまで何度もいらしていただいているお客様でこれまで4本のパターのライ角調整をしています。
今回もいつも通りのライ角にしたいとのことでした。ただショートネックになって重心角が大きくなるので、違った感覚になる場合もあるので一度68度でアドレスをしてもらいました。
アドレスした形を見てみるとやはりトウ側がまだ浮いている感じ。ご本人ももう少しですねという感じでしたので予定通り67度に調整しました。
感覚的には若干曲がりやすかった気もしますが、それほど体感できる程の違いはなかったように思います。
今回の NEWPORT 2.5 PLUS はネックに文字が彫刻されていませんが、クランクネックのモデルは文字も入っているのでその分曲がりやすいことがあるかもしれませんね。
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