今回はちょっと怖いカスタムの2回目。
「これはこうやるとこういうことになるんだ…」という感じでちょっと勉強にもなりました。
昔のパターでシャフト先端部に近いところにポンチを打ってあるパターが結構ありました。
ほとんどがオーバーホーゼルのパターなのですが、接着前か接着後にポンチを打つことでシャフトとネックの芯の部分のガタを抑える効果がありました。
今回見たパターはセンターシャフトのパターで、プロを目指している人から「どうも上手く構えられないのだけどなんたかならないか?」という相談を受け見てみて発覚しました。
見た瞬間に手がハンドファーストにならないと構えられない感じ。その方の説明では “パターがかぶってしまう” という説明でした。
ネックも無いヘッドでシャフトがボディに直接刺さってるセンターシャフトパターなので、当然考えるのは真っ直ぐ入っていない可能性があるということでした。
ただシャフトを抜くためにヒートガンで熱してもなかなかとれないほどきっちり入っています。
かなり熱して万力に固定してヘッドを持って何とか動かしてやっとヘッドが取れました。こんなにきつく入っているのになんでだろうと思って見てみたら、なんとシャフトにポンチが打ってあったんです。
シャフトを入れる前にポンチを入れてしまったので、シャフトが扁平してその扁平した方向が悪くてシャフトが斜めに入ってしまったようです。
今回はシャフトカットもしたいとのことだったので、扁平してしまった部分を含むチップ側の約半インチをカットして入れ直すことで真っ直ぐに入れることができました。
こんなことがあるんですね…。怖い怖い…。でも真っ直ぐにシャフトが入り使えるパターになってくれたと喜んでいただけました。
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