先日静岡からいらしていただいた方からの依頼で Scotty Cameron の FUTURA 5S(センターシャフト)のライ角調整をしました。
センターシャフトですが、短いネックがついているのでそのネック部分を曲げることである程度の調整は可能です。
ただ今回の希望は70度のライ角を78度にしたいというご希望でした。なぜ78度かというと長尺に既に改造されていて、ライ角が全く合っていないという状況だったのです。
実際にお持ちいただいたので構えてみていただくと、78度でももしかしたらだめかもしれないという感じでした。
最初の調整で75度まではすんなりいけたのですが、構えてみていただくとまだ全然ダメという感じ。
そして頑張って77度まで行ったのですが、もうこれ以上はなかなか難しそうです。
これ以上力を加えると多分ボディーから出ているネックの先端(シャフトの中に入っている)の近くでシャフトが曲がってきそうな感じでした。
それでも良いということでしたので78度まで行ってみると案の定よく見るとわかる程度にシャフトが曲がりました。
ですが構えてみていただくとまだ少しヒールが浮く感じ、さらに調整すると80度を少し超えてしまったので79度に戻すとアドレスでぴったりソールできるようになりました。
このネック形状で9度もアップライトにできるというのは発見でした。でもこれはかなり難易度が高い調整でした(笑)。
コメント