今やクラシックパターブームはどこかに行ってしまっていますが、未だに古いパターにはとっても興味があります。
クラシックパターブームの時に OLD PING ANSER をずいぶん集めたので今でもそこそこ価値のある Old Anser を30本ほどは持っています。
今回紹介するのはその中でも変わり種の Old Anser です。
何が変わっているかというと、カーボンシャフトを装着するための Anser のヘッドが普通のヘッドとちょっと違うんです。
当時のカーボンシャフトはやはり強度的にスチールシャフトよりは頼りなかったので、それを補強するためにこうなったのではないかと推測しています。
通常のホーゼルの長さは19mm位なのですが、このカーボンシャフト用のヘッドはなんと24mmもあります。
これだけ違うと見ただけでちょっと雰囲気が変わります。
Scottsdale Anser はこの部分を手で研磨していたものもあるのですが、この長さから削って短くしていたとは思えないので、きっと専用ヘッドの型があったんだと思います。
話しは変わりますが、シャフトラベルを見ても色々なことがわかります。今回のカーボンシャフトについているラベルはこれです。この緑ベースのラベルは日本に正規に入ってきたパターのラベルで、並行物は黒ベースになります。
もう50年以上前のパターですが、当時の KARSTEN SOLHEIM さんが何を考えてこのパターをブラッシュアップしていったのか考えてみるのは楽しいです。
コメント