以前に同じ話をしたかもしれませんが、大事な話なのでまたお話しします。
パッティングで重要なのは思った方向に打ち出すことです。これが思った通りにできるようになれば、あとはラインの読みの問題です。
ミスパットはほとんどの場合思った方向ではない方向に打ち出してしまっていると思います。
ショートパットで真っ直ぐに打ち出そうとしているのに右に出してしまったり、ひっかけてしまったり…。
なぜ打出方向が思った方向にできないかということを考える時に覚えておかなければならないことがあります。
一般的なパッティングストロークの分析機器は打出方向のデータが出ます。打出方向の計算は以下のようになっています。
インパクト時のフェースの向きのデータと、インパクトを迎えた時のクラブ軌道のデータを使って計算されます。
この二つのデータには影響度があって、インパクト時のフェースの向きがそのデータの80%の影響度、クラブ軌道はそのデータの20%の影響度ということになります。
ですのでフェースが0.5度右を向いていても、その影響度は80%なので0.4度右に行くということになります。それに対してインサイドアウトに2度入ってしまうとその影響度は20%なので0.4度右になり、結果0.4+0.4で0.8度右に行くということになります。
ただ同じフェースの向きでアウトサイドインの軌道が2度になっているとこれも20%なので今度は左に0.4度ということになり、フェースの向きと軌道で打ち消しあって(0.4+(-0.4))ちょうど真っ直ぐに飛んでいくということになります。
このようにつじつまが合えば飛び出し方向は真っ直ぐにできます。この調整を長年の経験で意識しないでやっている人がほとんどです。
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